第87回耳鼻咽喉科臨床学会ランチョンセミナー登壇報告
2025.06.29- #講演会
鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎に対する最新治療と“嗅覚を取り戻す”ための提案
2025年6月26日、奈良県コンベンションセンターにて開催された「第87回耳鼻咽喉科臨床学会総会・学術講演会」のランチョンセミナーに、当院院長・細矢慶が演者として登壇いたしました。
今回のセミナーのテーマは、「患者さんの治療ゴール達成に向けたデュピルマブの役割」。耳鼻咽喉科領域で注目を集めている生物学的製剤デュピルマブ(デュピクセント)の最新エビデンスや臨床的活用法について、全国の専門医と情報を共有しました。
講演テーマ:「嗅覚を取り戻す未来へ ― 鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎治療における初回手術とシームレスなデュピルマブ導入」
鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎は、長引く鼻づまりや嗅覚障害が主症状となり、生活の質を大きく損なう病気です。その多くは好酸球性副鼻腔炎という炎症性疾患で、一般的な薬物療法では治りにくく、再発を繰り返すことが知られています。
講演では、安全で確実に行うための内視鏡下鼻副鼻腔手術のポイントと重症性について、そして再発時に必要な患者にはデュピルマブを早期導入する治療方針について紹介しました。
鼻とにおいのクリニック池袋での取り組み
当院では、耳鼻咽喉科専門クリニックとして、以下のような方針で診療を行っています:
- 嗅覚障害や鼻づまりが改善しない方への専門的評価
- 高精度のCT画像診断、基準嗅力検査による的確な診断
- 大学病院レベルの内視鏡下副鼻腔手術を日帰りなど短期滞在で実施
- 術後に必要な方には、デュピルマブなど最新薬剤を導入
鼻づまりやにおいの異常でお困りの方へ
「ずっと鼻がつまっている」「においが全くしない」「花粉症がなんだが長引いている」などのお悩みは、好酸球性副鼻腔炎や鼻茸が原因かもしれません。これらは従来の点鼻薬や抗生物質だけでは治りにくい疾患です。
当院では、専門的な診断と治療により、再発しにくく、嗅覚も回復できる医療を目指しています。
お気軽にご相談ください。
