日帰り手術のための工夫

当院では、最先端の医療技術を駆使して、全身麻酔下による日帰りでの鼻の手術を提供しております。当院の特徴は、大学病院での手術に比べ、患者様の負担を大幅に軽減できることです。通常、病院での鼻の手術では、手術前日に入院し、手術後は5日から7日間の入院が必要となります。しかし、当院ではそのような長期間の入院は不要で、経験豊富な院長の手術を受けた後に、手術当日にご自宅にお帰りいただけます(遠方の方には近隣の連携先病院に入院していただきます)。

最新の医療機器

4K内視鏡システム

ストルツ社の最先端4Kシステム(IMAGE1)を導入しています。4Kシステムでは、これまでのフルハイビジョンシステムでは見えづらかった血管や病変が鮮明に見ることができます。より精度の高く侵襲の少ない手術を行うためには欠かせない道具です。

ナビゲーションシステム

当院ではメドトロニック社の最新のナビゲーションシステムを導入しています。車のナビゲーションと同様に、リアルタイムに位置関係を把握することができます。手術器具がどこに到達しているか把握しながら手術を進行することができるため、より安全に手術が可能になります。

鉗子

副鼻腔はとても複雑な構造をしており、患者様ごとに構造が異なります。当院の内視鏡下鼻副鼻腔手術では、様々なバリエーションに対応できるように、多くの鉗子を取り揃えています。鉗子操作により炎症のある粘膜を取り除くことで、患者様の体の負担を最小限にすることができます。また、鉗子を用いて副鼻腔の出入り口を大きく開放することで、副鼻腔炎の再発率を低下させます。

マイクロデブリッター

この器具は、吸引しつつ先端の歯が回転することで、病変した粘膜を効果的に除去します。炎症の粘膜を取り除くことで再発を減らします。

持病の確認

当院で行う鼻の手術では、重度の持病がない全身状態の良好な方を対象にして手術を行います。

  • 血をサラサラにする薬(抗血栓剤)を投与されている方
  • 重度の腎機能障害、肝機能障害のある方
  • 喫煙数(一番多く吸っていた頃)x 年数が1000以上の方
  • 心疾患、脳血管疾患、重度の呼吸器疾患(睡眠時無呼吸症候群など)、精神疾患、透析導入中の腎不全、インスリンを使用されている糖尿病のある方
  • 重度肥満(BMI 30以上)の方 (例:150cm/67.5kg, 160cm/77kg, 170cm/87kg)

などは、当院で手術を行うことができませんので、総合病院での手術をご案内させていただきます。

手術後の外来

傷の治りを促進させる工夫を行うことで、術後の外来受診回数を最小限にしています。おおよその流れとして、

  • 術後1〜2日後
  • 術後10〜14日後
  • 術後28日後

その後は1ヶ月ごとで徐々に受診間隔を延長していきます。術後3日目よりご自身で150〜250mLによる鼻洗浄を1日3回行っていただく必要があります。院長の経験上、9割以上の方はこのスケジュールで問題ありません。
術前、術後のフォローアップも充実しており、スタッフが丁寧に経過を確認し、必要に応じて迅速に対応いたします。また、術後のケアについても詳しくご説明し、患者様が安心して治療に専念できるようサポートいたします。
当院での日帰り鼻の手術は、患者様の負担を最小限に抑えつつ、高い医療品質を提供することを目指しています。患者様の健康と安全を最優先し、できるだけ快適な治療を提供できるよう、日々努力を重ねております。大学病院での長期入院が難しい方や、できるだけ早く日常生活に戻りたい方に、当院の日帰り手術は最適な選択肢となります。ご自身の健康とライフスタイルに合わせた選択をされたい方は、ぜひ当院までご相談ください。

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