内視鏡下鼻副鼻腔手術後〜鼻腔内パッキング〜
2024.08.12- #医療について
今回は、『鼻の手術後〜鼻腔内パッキング〜』についてです。
慢性副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、鼻中隔弯曲症などで内視鏡下鼻副鼻腔手術を検討されている方は、手術後に鼻の中がどうなるのか心配ですよね。
従来の副鼻腔炎手術後は、鼻の中にガーゼを何枚もガーゼを詰め込み、圧迫をして止血をしていました。そのため、ガーゼが傷とくっついてしまい、ガーゼを抜く際に、強い痛みや出血がありました。
従来の手術方法、ガーゼによるパッキングを受けた患者さんは大変だったと想像できます。
当院では、ガーゼによるパッキングを使用しないで手術後パッキング資材と言われる、傷の治癒を促し、止血効果のある保護材を使用しています。また、鼻の中にシリコンを入れて粘膜を保護しているため、パッキング剤を抜くときには、ニュルッと抜けて痛みはわずかです。
院長はパッキング資材の研究を行なっており、パッキング資材で特許を取得し、商品化に向けて大学と共同研究を行なっています。
適切なパッキングを行う事で、止血、傷の保護、傷の治りを促すなどの効果があります。
手術後のパッキングは患者さんの術後の生活の質に影響を及ぼすため重要です!
詳細はInstagramにて投稿していますのでチェックしてみてください↓