喫煙は慢性副鼻腔炎のリスク

2023.12.21
  • #医療について

Laryngoscope. 2023に報告されたレビューの論文からです(PMID: 38112394)。

「 23の横断研究、19のコホート研究、2つの症例対照研究、および1つの前向き臨床試験を対象とした研究で、

現役喫煙者は1.35(95%CI=1.18-1.55)

過去喫煙者は1.23(95%CI=1.17-1.29)

と慢性副鼻腔炎に罹患する確率が高かった。

喫煙者が術前のQOLは低いものの、内視鏡下副鼻腔手術後のQOLは喫煙者と非喫煙者は同程度で手術には影響がなかった。」

喫煙は全身麻酔の合併症を増加させ、術後出血のリスクも指摘されています。

喫煙している方は手術4週間以上前から禁煙すると、合併症のリスクが低くなりますので、手術に向けて禁煙の必要があります(World Health Organization)。

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