院長の論文「嗅覚障害患者におけるコク受容強度に対する嗅覚の影響」が発行されました

2024.06.25

食事の味を表現する際に、「このカレーにはコクがあって、美味しいね!」などとコクという表現を使うことがあると思います。コクは「味、香り、食感などの多くの刺激がバランスよく組み合わさって形成され、それ らの刺激に広がりや持続性を感じる味わい」と西村らによって定義されており、コクの3要素を、複雑さ、広がり、持続性と分類しています。コクに対する嗅覚機能がどのように影響するのかわかっていませんでした。そこで、嗅覚検査を行った様々な嗅覚の患者さんにコクの3要素について伺ったところ、嗅覚の程度と正の相関関係みられました。

嗅覚障害をもつ慢性副鼻腔炎の患者様で内視鏡下副鼻腔手術前後で比較すると、コクの3要素、嗅覚、食事のおいしさの改善を自覚しました。基準嗅力検査でも嗅覚の改善を認めました。

嗅覚が良好であるほど、食材を咀嚼した際に鼻にあがる香り(レトロネーザル経由)でにおいの広がりをより強く感じることができ、コクの感じ方が上昇すると考えられました。

日本味と匂学会誌に「嗅覚障害患者におけるコク受容強度に対する嗅覚の影響」に結果をまとめました。鼻とにおいのクリニック池袋からまた1つ新しい論文を発刊しました。

当院では、基準嗅力検査にて細かな嗅覚検査を行うことができます。

嗅覚にお悩みの方は是非ご相談ください。

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